2030年の交通量推計を下方修正 道路整備圧縮の可能性も…国交省

自動車 ビジネス 企業動向

国土交通省は26日、新たな道路整備の中期計画づくりに当たっての将来交通需要推計をまとめた。

見通しが過大だなどとの批判を受けて、最新の道路交通センサスデータなどに基づき推計し直したもので、従来の推計を下方修正し、2030年の交通量は2005年に比べて2.6%減少すると見込んだ。また同時に、事業評価手法も厳格にしたため、費用便益分析(便益/費用)は従来より2-3割程度小さくなると予想され、道路整備事業量が従来計画より圧縮される可能性がある。

同省では昨年末に今後10年間で59兆円の事業費が必要とする道路の中期計画をまとめたが、国会で道路予算の無駄遣いや計画の過大さなどが指摘されたため、計画の見直しを余儀なくされていた。

同省では年内にも計画期間を5年に短縮した新たな中期計画を策定する予定だが、道路特定財源が一般財源化されるため、計画には事業費を盛り込まず、国民から見た「達成される成果」を指標として示す。
 
また、地域のニーズを勘案し、地域版の計画も新たに策定する。さらに、国会などでの様々な指摘を踏まえ、徹底したコスト縮減、無駄の徹底した排除に取り組む。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  5. 初公開「赤のS」と「白のGT」で『GSX-R』40周年を祝福! スズキ工場にファン集結、MotoGPマシン「最後の咆哮」も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る