日産自動車が1日発表した新型『フェアレディZ』は、テレビCFなどに同社を代表するテストドライバーである加藤博義氏を起用した。
テレビCFでは、テスト車のハンドルを握る加藤氏が「このクルマは今、どうなっているんだろうというのを確認しつつ、つくり込んでいる」などとコメントする。
加藤氏によると、撮影は北海道の日産陸別試験場で行われ、2日間で完了したという。業務時間内の撮影であり出演の「ギャラはない」そうだ。
加藤氏は、厚生労働大臣が卓越した技能者を「現代の名工」として表彰する制度で、2003年度にテストドライバーとしては初の対象となった。現在は、栃木工場内に本拠を置く、同社車両実験部のテクニカルマイスターとして活躍している。