トヨタ改造自動車届出漏れ…原因はトヨタ車体の思い込みとトヨタ自動車の誤認

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トヨタ改造自動車届出漏れ…原因はトヨタ車体の思い込みとトヨタ自動車の誤認
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トヨタ自動車は、『ハイエース / レジアスエース』の福祉車両(車いす仕様車)の新規検査で緩衝装置の改造届出を行わずに受検していたことが判明した問題で、経緯と原因を公表した。

それによると、該当車両の開発は、車両企画を担当するトヨタ自動車が、福祉車両として乗心地向上のため、後輪用リーフスプリングを変更し、関係者に書面で展開した。そして開発実務を担当するトヨタ車体は、車いす仕様車として車両後部にリフト装置を取り付け、さらに車いす固定装置の取り付けや座席などの変更を行った。
 
新規検査に当たって届出書作成担当のトヨタ車体は、リーフスプリングが変更されていることは認識していたものの、既に認可済のものと思い込み改造届出は不要と誤認した、としている。さらに、トヨタ自動車は、リーフスプリングの変更はトヨタ車体が認知しているため、改造届出をするものと誤認、結果、リーフスプリングに関する改造届出洩れが発生したとしている。
 
トヨタは、リーフスプリングが開発の過程で、十分な強度を持っていることを確認しており、該当する自動車の正規手続きである改造自動車届出を改めて自動車検査独立行政法人で行い、審査及び認可を得た。

トヨタ自動車とトヨタ車体は再発防止のため、作業指示の明確化など、両社によるチェック体制を強化し、届出に関する社内体制を見直す方針だ。

《レスポンス編集部》

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