横転車の救助中に後続車が次々と突っ込む

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11月30日深夜、滋賀県栗東市内の名神高速道路上り線で、乗用車の単独事故を発端に、車両4台が関係する多重事故に発展した。この事故で2人が死亡している。うち1人は救助中に事故に巻き込まれたものとみられている。

滋賀県警・高速隊によると、事故が起きたのは11月30日の午後11時35分ごろ。栗東市六地蔵の名神高速道路上り線で、第2車線を走行していた乗用車が中央分離帯に衝突し、横転した。

事故を目撃した後続の大型トラックの運転手は現場に停車。路肩にトラックを止め、横転した乗用車の乗員を救助するために本線を横切ったところ、第1車線を後ろから進行してきたトラックにはねられた。第2車線を走行していた別のトラックが横転していた乗用車に追突するなど、車両4台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で横転した乗用車を運転していた23歳の女性が車外に投げ出され、全身強打でまもなく死亡。救助に向かったトラック運転手の36歳男性も頭部強打などが原因で即死している。

現場は片側2車線の急カーブ。衝突防止措置などは取られていなかったとみられ、後続車の運転者は前方での事故に気がつかず、減速しないまま突っ込んでいた。警察では事故の当事者から事情を聞いている。

《石田真一》

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