【ホンダF1撤退】福井社長「緊急を要している」

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【ホンダF1撤退】福井社長「緊急を要している」
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ホンダのF1は以前、活動の終わりには休止という言葉を使っていたが、今回の第三期の終わりは第一期、第二期と違い、「撤退」という強い言葉で活動の終わりを告げた。

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福井威夫社長は「撤退という言葉をあえて使ったのは、F1に注いできた情熱、リソース、人材、それを新しい時代に振り向ける強い意志が入っていると理解してほしい。今まで100年間の自動車産業の繁栄から、次の100年に向かうための新しい時代に入ったという認識を持っている」と語る。

福井社長の言う新しい時代とは「原油が高い、原油が使えない、原材料が豊富に使えない。高い原材料を使わなければならない」という時代。今回は経済環境の悪化が、新しい時代への対応の大きなきっかけを作ったことになる。

具体的な対応は「来年登場の『インサイト』と、それに続くラインナップの強化。世界中で必要とされている『フィット』の下位にあたる小さくて、燃費がよくて、原材料を使わない、価値観の高い車の開発。ヨーロッパの燃費規制への対応。インドで必要な小型のディーゼルエンジンの開発」などをあげ、いずれも「緊急を要している」と説明、F1に携わったエンジニアたちが力を発揮するという。

また、急にこのような決断した経緯については「ビジネス環境が10月、11月に入ってから特に加速度的に減速している。われわれの想像をはるかに超えた、まったく先が見えない状況になったのが11月ごろ」と説明する。

直近まで来シーズンに向けた準備を積極的に行い、2009年へ向けたメッセージを発信し続けたことについても「10月以前、9月までの状況では、撤退の決断はなかった」と、隠していたわけではなく、急激な世の中の変化が理由と強調した。

《正田拓也》

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