オートバックス・レーシング・チーム・AGURI(ARTA)は、11月11日付けで日本自動車連盟に提出した「11月9日に行われたSUPER GT第9戦富士スピードウェイ決勝レース結果に関する控訴」を取り下げると発表した。
ARTAは、SUPER GTを統括する法人GTアソシエイションと、最終戦のGT300クラスにおける順位操作と疑われる行為、それに対する今後のGTアソシエイションの対応について協議を重ねてきた。
この結果、GTアソシエイションは、こうした行為がSUPER GTレースで今後二度と行われないために、SUPER GTスポーティング・レギュレーションの改訂を2009年度から実施することを確約。また、SUPER GTのプロモーション規則でも同様に、SUPER GTの利益を損なう行為に対して禁止規定を盛り込む方向で現在審議を進めているとの報告があった。
ARTAは、これらの規則の改定が行われSUPER GTが今後スポーツマンシップに則ったモータースポーツとして前進すると考え、当初の目的を達成できたと判断、控訴を取り下げるとしている。