東京ガスは、都市ガス需要の増加に対する供給安定性を高めるため、袖ヶ浦工場にLNG(液化天然ガス)気化器1基を増設した。
新しい設備は、同社最大のLNG気化器となる。昨年11月から着工し、今年11月28日から運転を開始した。
LNG気化器は、マイナス162度で液化した状態のLNGに海水をかけ、ガス化(気化)させ、都市ガスとして供給するための設備。今回増設したLNG気化器は、1時間当たり最大200トンのLNGを気化させる能力を持つ。これは約22万件の家庭用の消費者が1日に使用する都市ガスを1時間で製造する能力に相当する。
今回の設備の完成で、都市ガス製造能力を7%程度高めることができた、としている。