大型トラックに追突したトラック、約20kmひきずられ炎上

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3日早朝、茨城県笠間市付近の常磐自動車道上り線を走行中の中型トラックが、前走する大型トラックに追突する事故が起きた。中型トラックは大型トラックの後部に引っ掛かる状態となり、そのまま約20km走行。中型トラックは全焼し、運転者が焼死している。

茨城県警・高速隊によると、警察が事故発生を認知したのは3日の午前5時40分ごろ。かすみがうら市中佐谷付近にある常磐自動車道上り線・千代田パーキングエリア(PA)付近に停車した大型トラックの運転手から「後部にトラックが追突し、炎上している」という内容の通報が寄せられた。

現場に急行した隊員が炎上している2台のトラックを確認。中型トラックは被追突側の大型トラックの後部へ食い込む状態となっていた。追突側の中型トラックは全焼し、車内からは運転者の男性が焼死体で発見されている。後の調べで、死亡したのは29歳の男性と判明している。

事故が起きたのは千代田PA付近ではなく、約20km離れた笠間市長兎路付近だったことが後に判明。大型トラックを運転していた58歳の男は追突車を引きずっているという自覚がないまま、約30分に渡って走行していたことがわかった。警察では男を道路交通法違反(事故不申告、救護義務違反)容疑で逮捕した。

調べに対して男は「追突のような衝撃を感じたが、積荷の動揺だと思った」、「事故だとは思わず、電話を掛けようと停車したときに初めて炎を見た」などと供述している。

《石田真一》

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