日産が1日に発表した6代目で新型の『フェアレディZ』の購買層は、先代モデルの「Z33」型からの乗り換えと、団塊世代の“スポーツカー回帰”に集約されると同社は見込んでいる。
同社商品企画室の高山千秋氏は、「先代から乗り換える人と、ミニバンやセダンから憧れのスポーツカーを買おうとしている団塊世代が、おそらく半々ぐらいいると思う」と語る。
また、同銘柄からの買い替えは、先代Z33型のユーザーだけを予想。先々代「Z32」型以前のZオーナーが新型を購入するかは、未知数だという。
「Z32型までのZに乗っているユーザーは、ちょっと手放せないだろう。自分のクルマに愛着がありすぎて。そういう人たちが新型を買う場合は増車になるんじゃないか。新しいもの好きの30代、50代が注目してくれるだろう」と高山氏。
GTテイストのある先々代などと、初代「S30」型を彷彿とさせる新型との2台を持つフェアレディZ愛好家が、現れるかもしれない。