三菱自動車は9日、『アウトランダー』と『グランディス』(クルーズコントロール装着車)の制動灯スイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年5月17日-2008年4月15日に製作された2車種計5万2047台。
制動灯スイッチについて、絶縁性潤滑油が付着した作業用手袋で組み付け作業をしたため、微量の潤滑油成分がスイッチ接点部に侵入し、接点部に絶縁物が生成され、制動灯が点灯しなくなるおそれがある。また、一部の車種を除き、制動灯が点灯しなくなった場合、シフトレバーがパーキング位置から動かなくなる事象も発生する。
全車両、制動灯スイッチを新品と交換する。
不具合発生件数は29件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。