【iPC MapFanナビークル インプレ】バージョンアップで横画面に対応

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【iPC MapFanナビークル インプレ】バージョンアップで横画面に対応
【iPC MapFanナビークル インプレ】バージョンアップで横画面に対応 全 11 枚 拡大写真

バージョン3で横画面に対応

インクリメントP(iPC)がNTTドコモ/ソフトバンクモバイル向けに提供する助手席ナビアプリサービスが『MapFan ナビークル』だ。そのナビークルが、この秋の新端末登場にあわせて、バージョン3にアップデートした。その一番の注目ポイントは、横画面への対応だ。

横画面への対応とひとことでいっても、開発スタッフによれば画面レイアウトの再構築が必要なうえ、解像度の異なる端末で同じUIを実現しなければならないため、改修は容易ではないという。

従来からMapFan ナビークルは明快なUIやラリービューに代表される地図など、カーナビ同様の使い勝手が定評を得ていた。カーナビ向け地図やアプリの開発を手がけているiPCならではの評価といえるが、今回の横画面対応でルックスはカーナビそのものだ。

◆あえてシンプルな画面構成

たとえば今回使用したSH-01Aの画面解像度は480×854というフルワイドVGAで、解像度という点でみればPNDはおろか2DINサイズの車載フルナビを上回り、実際に小さなドットによる文字や地図の表現による精細感はフルナビもかくやというレベルだ。が、ナビークルでは、視認性を考慮してあえてシンプルな地図表現としている。

携帯電話の場合、最新機種でも2.8インチから大きくても3.3インチ程度と、画面サイズそのものが限られているため、情報を詰め込まずに見やすさを重視したかたちだ。その効果か、地図が広く見え、太い緑色の線で表示される案内路がわかりやすい。地図を広く見せる画面構成は最近のワイド液晶を採用する車載ナビのトレンドともいえるが、ナビークルもこの流れに沿っている。

◆ユーザーの声を反映させた機能追加も

MapFanナビークルがいわゆる乗り換え検索から派生した助手席ナビサービスと大きく異なるのは、アプリの立ち上げと同時に現在地を測位する点。「カーナビの使い勝手を求めれば起動と同時に測位を始めるのが望ましい」というのが開発スタッフの弁だ。旧バージョンでは、出発地は必然的に現在地だったが、バージョン3では出発地を任意の場所に変更することができるようになった。また、自宅の登録機能も加わった。メニューから「自宅へ帰る」を選択するだけでルートが引かれるので、ナビークルを頻繁に利用するユーザーには便利な機能だ。これらの機能追加はユーザーの要望を反映させた結果だという。

一般道走行時1km、高速道走行時は3km先まで(横画面の場合)の右左折を矢印で表示する「ラリービュー」の使い勝手も健在だ。直近の右左折ポイントは矢印表示が赤くなるなど、細かい部分だが気が利いている。もちろん、方面看板や、レーン表示にも対応している。VICSや、現在地や任意の地点の天気予報、駐車場の満空情報など、ケータイナビならではのリアルタイムコンテンツもぬかりはない。

自車位置表示をビーグル犬に変更できたり(出発点は犬小屋、目的地の印はホネのエサになる)と遊び心も従来通りだ。

また、MapFan ナビークルの利用料は月額315円(通信費別途)だが、この料金で地図サービスの「iMapFan」(ソフトバンクモバイル向けのサービス名は「ケータイ地MapFan」)も利用が可能だ。iMapFanでは歩行者ナビゲーションの「ここへ行く!矢印案内」、ソフトバンクモバイル向けのケータイ地図MapFanでも徒歩向け「MapFanアプリ」などの付加機能も利用できる。普段は公共交通機関の利用がメインだが、週末はドライブという利用パターンでも料金が重荷になることはないだろう。

MapFan ナビークル バージョン3の対応端末は、903iシリーズ以降のGPS搭載機種、F-01A、N-01A、P-01A、SH-01Aなど。端末は順次拡大予定だ。アクセス方法は、iメニューからメニュー/検索>交通/地図>地図・ナビゲーション>iMapFan地図ナビ交通>MapFanナビークルとなる。

《北島友和》

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