ミラノ-ボローニャ高速鉄道新線が開通…太陽の道と並走

自動車 ビジネス 企業動向
ミラノ-ボローニャ高速鉄道新線が開通…太陽の道と並走
ミラノ-ボローニャ高速鉄道新線が開通…太陽の道と並走 全 7 枚 拡大写真

イタリアで13日、北部ミラノ−ボローニャ間に高速鉄道用新線が開通し、翌14日から営業運転が開始された。新区間は約190km。建設工事はイタリア国鉄会社グループによって4年11か月間がかりで続けられていた。

【画像全7枚】

新線用の車両『フレッチャロッサ』号によって、従来インターシティで2時間、特急エウロスターでも1時間47分かかっていたミラノ−ボローニャ間が、1時間5分で結ばれた。同区間の高速化によりミラノ−ローマ間の所要時間も、一番速い列車(毎日19本)で3時間30分となり、イタリア国鉄会社では飛行機からの乗り換え需要を狙っている。日本の新幹線と違い、新線はミラノ、ボローニャ両駅とも在来線ホームを使用する。

また、『フレッチャロッサ』号には、ジウジアーロ・デザインによる最高速度250km/hのETR600型だけでなく、従来エウロスターに使用していたピニンファリーナ・デザインのETR500型も新たなペインティングを施して用いる。

今後もイタリア国鉄会社は、国内の高速新線網の充実に力を入れる。当面はアペニン山脈を跨ぐボローニャ - フィレンツェ間の高速新線工事推進が課題となる。また、南部での工事にはマフィア絡みで用地買収や工事価格の上昇が予想されるという、頭の痛い問題も抱えている。

なおイタリア国鉄グループで旅客車両運行を担当するトレニタリア社では、今回の開通に合わせてキャンペーン価格の割引乗車券を1月中旬までの期間限定で発売している。

ミラノ - ボローニャ区間のネット予約料金は、2等車で33.3ユーロ(約3990円)、1等車で47.5ユーロ(約5700円)。ちなみに、従来のエウロスター料金は2等車で23.3ユーロ(約2790円)なので、引き算してみると42分早く着くための料金は約1200円也ということになる。

ちなみにボローニャ - ミラノ新線の大部分は、アウトストラーダ1号線『太陽の道』と並行して走る。日本における新幹線+茶畑のようなイタリア北部を象徴する風景となりそうだが、区間途中のモデナまでフェラーリで『フレッチャロッサ』と速さを競う不心得なドライバーが現れないことを願いたい。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 走りが変わる! トヨタ『ヤリスクロス』次期型は新開発直4を搭載!? 新型キックスとガチンコ対決
  2. モデル末期か? ホンダ『フィットRS』500km試乗で感じた課題と期待…土曜ニュースランキング
  3. シエンタの音がここまで変わる! 美しきフロント4ウェイの実力[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション AV Kansai 堺店 後編
  4. トヨタ『ハイエース』次期型はハイブリッドで2026年末登場か?…4月のスクープ記事ベスト5
  5. 世界最軽量のV6エンジンが北京モーターショー2026で登場…今週のビジネス記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る