映画『ヘルライド』…タランティーノ製作総指揮のバイオレンス問題作

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映画『ヘルライド』…タランティーノ製作総指揮のバイオレンス問題作
映画『ヘルライド』…タランティーノ製作総指揮のバイオレンス問題作 全 9 枚 拡大写真

映画『ヘルライド』は、“パルプの帝王”ことクエンティン・タランティーノが製作総指揮を務める、15歳未満視聴禁止のバイカー・バイオレンス・アクションの超問題作。09年1月17日よりシアターN渋谷、新宿武蔵野館ほかで全国ロードショーだ。

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監督・脚本・製作・主演の4役をこなすのは、ラリー・ビショップ。69年公開の映画『イージー・ライダー』(デニス・ホッパー監督)の大ヒットにより、60年代末から70年代初頭にかけてアメリカでは、低予算アクション映画“バイカー・フィルム”が勃興。ビショップはそれらの多数に出演し、今では伝説的なアクター兼ディレクターとして、タランティーノがあがめている人物である。劇中では、孤高のバイカー・ピストレロ役だ。

そのほかのキャストは、ピストレロの仲間の常にタキシードを着用しているジェント役には、タランティーノ一家の若頭マイケル・マドセン。もうひとりの仲間の“若き狂犬”コマンチ役は、TVシリーズ『24』のエリック・バルフォーが演じている。3人が狙う敵バイカー集団「シックス・シックス・シックス」のボスのビリー・ウィングス役には、映画『ミーン・マシーン』の主演ヴィニー・ジョーンズ。そして『キル・ビル』のデイヴィッド・キャラディンに加え、『イージー・ライダー』のデニス・ホッパーも出演という顔ぶれだ

ストーリーは、バイカー集団「ヴィクターズ」のピストレロたちが、仲間を殺した敵バイカー集団を皆殺しにすべく、ハーレーで暴走行為と復讐劇を繰り広げるというもの。60-70年代の反体制アイテム3種の神器セックス・ドラッグ・ロックもたっぷりと詰まった内容が展開していく。

本国のアメリカでは、あまりにも反時代的な内容だったためか、わずか2週間で打ち切りにされ、批評家からも黙殺同然の扱いを受けたという。ただし、タランティーノにとってはB級映画プロジェクト「グラインドハウス」に連なる、“トラッシュ・レボリューション”とでもいうべき、バイカー・フィルムの復活と再生もかけた野心作となっている。

《デイビー日高》

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