JOGMEC、インペックス北カスピ海石油のカシャガン油田開発を債務保証

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独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、カザフスタン共和国北カスピ海沖合鉱区で、インペックス北カスピ海石油がイタリアのENI社などと共同で行っているカシャガン油田開発事業について、債務保証対象プロジェクトとして採択したと発表した。

JOGMECは、同プロジェクトについて、日本への石油供給の多様化が図れるなど、エネルギーセキュリティ上の効果が大きい案件で、技術的・経済的にも妥当なものであると判断、開発作業の進展を踏まえ、2005年10月の第一次債務保証採択に続き、新たに債務保証対象に採択した。これにより、JOGMECは、インペックス社が分担する、カシャガン油田の開発作業に当面必要な借入資金23億1000万ドルのうち、50%について保証する。

インペックス社は、1998年にカザフスタンの北カスピ海沖合鉱区の権益を取得し、2000年に試掘に成功した。カシャガン油田の発見は、1968年の米国アラスカのプルドーベイでの発見以降の世界における最も重要なものと位置づけられており、2004年にカザフスタン政府より商業生産に向けた開発計画の承認を得ている。

今回債務保証採択を行ったカシャガン油田の第一段階の開発は、2012年末を目途に原油生産開始を予定しており、原油生産量は、日量30万バレル、続いて2015年頃に日量45万バレルに順次増やす計画。

段階的な開発作業の実施により、将来のカシャガン油田の全体開発では、原油生産量は、2010年代末に向けて日量150万バレルに達する計画だ。

《レスポンス編集部》

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