【スバルWRC撤退】欧州でもトップ報道された森社長の「涙」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【スバルWRC撤退】欧州でもトップ報道された森社長の「涙」
【スバルWRC撤退】欧州でもトップ報道された森社長の「涙」 全 29 枚 拡大写真

スバル富士重工のWRCワークス撤退は、欧州のニュースチャンネル「ユーロニュース」でも17日朝から、それもスポーツ枠のトップで報道されている。

ユーロニュースはヨーロッパを代表するニュースチャンネルのひとつ。衛星などを通じ英、仏、独、伊、西、ポルトガル、露、アラブの8か国語で放映されている。

スバルWRC撤退のニュースはスポーツコーナーの冒頭扱い。東京で同日に行なわれた森郁夫社長による緊急記者会見の映像が、ラリーカーの走行シーンとともに織り込まれている。

森社長が「…コーナーが(スバルのチームカラーである)青一色に染まっているのを目にすると」と発言した直後、突然涙を浮かべて数秒声を詰まらせる姿が、各国語の翻訳音声付きで放映されている。この模様は欧州の17日午前、毎時15分から始まるスポーツ枠で繰り返し流されている。

 欧州のニュースチャンネルで、日本における自動車関連発表会の模様が報じられるのは異例のことだ。たしかにイタリア、フランス、スイスなどにおけるスバルの評価は、WRCやそれをモティーフにしたコンピューターゲームのおかげで非常に高い。毎年12月に開催されるボローニャモーターショーでも、スバルスタンドに併設されるグッズ販売ブースは若者たちの人気コーナーのひとつとなっている。

しかし今回のユーロニュース報道に関していえば、フィアットのマルキオンネ社長をはじめ欧州メーカーのトップは普段感情を露わにしないだけに、森社長の涙とワークス活動への思いが欧州人記者に驚きをもって捉えられた、と見るのが正しいだろう。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  4. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る