首都高をサーキットにしていた2輪暴走集団を逮捕

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東京中心部を通る首都高速・都心環状線で大型バイク複数台による無謀運転を行ったとして、いわゆる「ルーレット族」のメンバーで、36歳の男ら5人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕した。走行形態は「違法競争型」だが、チームを組んで走行しており、共同危険行為が適用され、免許取消も可能な「集団暴走型」とみなしたという。

警視庁・交通執行課によると、逮捕された5人は「ループス」と称するチームを組んでおり、都心環状線や湾岸線でレースのような暴走を繰り返していた。直接の逮捕容疑は今年11月9日の午前3時ごろ、東京の中心部を通る首都高速・都心環状線内回り(約13km区間)を複数台の大型バイクで競争するように走行。この際に制限速度を大幅に超える最高160km/hで走行。併走する他車両を強引に追い越す行為を繰り返し、危険を与えた疑い。

速度超過状態で環状線を走行するルーレット族は、警察内部で「違法競争型暴走族」と呼ばれている。複数台がスピードを競い合うレース状態になったとしても、基本は単独行動となっており、使われるのも4輪車が中心だった。

ところがループスは2輪車で速度超過を繰り返しながら、集団で競争することを基本としていることから、警察では通常の暴走族と同じ「集団暴走型」とみなし、共同危険行為での逮捕に踏み切ったという。

逮捕された男たちは容疑を大筋で認めており、中には「湾岸線でメーター上限の299km/hを振り切った」などと豪語するものもいたようだ。警察では余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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