15日未明、埼玉県秩父市内の国道299号を走行中のワゴン車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた大型ダンプトラックと衝突する事故が起きた。ワゴン車は大破し、乗っていた4人が死傷している。
埼玉県警・秩父署によると、事故が起きたのは15日の午前4時30分ごろ。秩父市寺尾付近に国道299号を走行中のワゴン車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた大型ダンプトラックがワゴン車の側面部分に衝突した。
ワゴン車は大破。後部座席に同乗していた44歳の女性が頭部を強打したことが原因で死亡。後部座席同乗の41歳男性も頭部強打の重傷。運転していた43歳の男性と、助手席の同乗者が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線の橋上。路面は凍結しており、滑りやすくなっていたが、ワゴン車は夏タイヤのままだった。警察の調べに対してワゴン車を運転していた男性は「横滑りしてハンドルが効かなくなった」と話しており、スリップしたものとみられている。