トヨタ自動車は、2009年3月期連結決算で、営業損益が1500億円の赤字に転落するとの業績見通しの下方修正を発表した。トヨタが営業利益段階で赤字になるのは同社の業績の残っている1941年3月期以来初めて。世界的な自動車需要減少や急速な円高ドル安の進行で業績が急激に悪化する見通し。
売上高は23兆円を予想していたが21兆5000億円に下方修正した。前年同期比18.2%の減収となる見通しだ。
中間決算発表時に1兆円下方修正して6000億円を見込んでいた営業利益は営業赤字となる見込み。
税金等調整前当期純利益も6400億円を見込んでいたが、500億円の赤字に転落する見通し。最終利益は5500億円を見込んでいたが10分の1の500億円にとどまる見通しだ。前年同期は1兆7178億円の黒字だった。