トヨタ年末会見 今期連結利益1500億円の赤字に

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トヨタ年末会見 今期連結利益1500億円の赤字に
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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は22日、名古屋市で年末の定例会見を行い、2009年3月期の業績予想を下方修正したと発表した。連結営業利益は1500億円の赤字と、1937年の設立直後を除き初めての赤字に転落する。

トヨタは11月6日の第2四半期決算発表時に、今期業績を下方修正していたが、その後の世界新車市場の急速な悪化により、再度の大幅修正に追い込まれた。連結の世界販売は前期比15.4%減の754万台と、11月時点からさらに70万台を下方修正した。

修正した業績予想によると、売上高は18.2%減の21兆5000億円、純利益は97.1%減の500億円と、トントン水準になる。為替は12月以降1ドル=90円、1ユーロ=120円を想定、通期の円高による営業利益段階の減益要因は8900億円に膨らむ。

渡辺社長は下方修正の背景を「世界市場の冷え込みによる販売減少と一層の円高進行によるもの」と説明、「かつてない緊急事態であり、創業以来の原点に立ち返って構造改革を進めたい」と語った。

《池原照雄》

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