運転席、助手席に続き、ホンダの新型『アコード』の後席に180cm+・90kg+記者が乗ってみた。後席で気になるのが、前後席間にあまり余裕がないところ。
前席が後退した状態だと、結構ヒザ周りがきつくなる。よって、前席の人にはできるだけシートを前に出してもらう必要があるだろう。シートバック背面が柔らかい素材ではない点も気になるところ。凹むような素材ではないので、できればヒザが接するのは避けたい。ただし、足先は前席の下に入れられるので、その点は楽になっている。
天井方向に関しては、座面の最も高い位置からシート角度に沿った高さが左右席で900mm、中央席で845mm。正直なところ、座高1mの記者にはあまり余裕がない。天井に頭髪がこすっているような状態だ。そのため、浅めに腰掛ける必要があり、前席にはできるだけ前に出てもらわないとならない。
後席の室内幅に関しては1350mmで、記者クラスだとギリギリなんとか3人がお尻を押し込めるという具合。ただし、記者の肩幅は60cmあるので、全員がシートに体を預けることは不可能だ。基本的後席3人掛けは、子供か女性、男性の場合も細身の人限定というところである。よって、せっかくセンターアームレストが用意されていることからも、後席はふたり乗車でゆったりと乗りたいところである。