川崎造船、大型LNG運搬船を引き渡し

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川崎造船は、2008年12月29日にロイズ・TSB・ゼネラル・リーシング・ナンバースリー・リミテッド向けLNG運搬船「LNG BARKA」を引き渡したと発表した。

船は、川崎造船が新たに開発した4個のモス型球形独立型LNGタンクを持つ15万3000立方m型LNG運搬船の第1番船で、世界の主要なLNGターミナルへ入港可能な14万5000立方m型LNG運搬船の船体寸法を保持したまま、従来よりも約8000立方m多いLNG積載容量を持つ。

4つの球形LNGタンクのうち、船尾側の3つのタンクについては、赤道部に高さ2mの円筒部分を追加し、タンクを伸ばしてLNG積載容量を確保した。

タンクには、独自開発の「川崎パネル方式」による防熱システムを採用し、高い防熱効果によりLNGの蒸発率を約1日当たり0.15%とした。

貨物タンク区画は、二重船殻、二重底構造とし、LNGタンクはその内側に配置されているため、万一の船体損傷時でも直接タンクに損傷がおよばないよう安全性を確保した。
 
操舵室は、最先端の電子航海機器を装備し、従来分散配置していた航海機器を集中配置して操作性の向上を図るとともに、全周に窓を配置して360度の視界を確保、太洋航行中にはワンマン操船が可能となっている。

《レスポンス編集部》

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