08年の交通事故による死亡者数は、54年ぶりに5000人台になった07年をさらに下回った。負傷者数も10年ぶりに100万人を下回った。
警察庁交通局交通企画課によると、08年1年間の交通事故発生から24時間に亡くなった死者数は5155人(前年比-589人)。すべての月で前年同月より減少した。
●交通事故死者数(括弧内は07年間)が多かったのは、
1. 愛知県 276人(288人)
2. 埼玉県 232人(228人)
3. 北海道 228人(286人)
4. 東京都 218人(269人)
5. 千葉県 213人(254人)
●少なかったのは、
1. 鳥取県 30人(34人)
2. 長崎県 40人(57人)
3. 島根県 42人(42人)
4. 徳島県 42人(58人)
5. 沖縄県 43人(43人)
また、死亡者数を前年と比較した増減数で見ると、交通事故死者数ではワースト5内に入った北海道、東京、千葉の都道県だが、減少数では上位にある。
前年より死亡者が減った都道府県は38都道府県、増加したのは7府県あった。
●死亡者が減少した都道府県
1. 北海道 −58人
2. 東京都 −51人
3. 大阪府 −50人
4. 神奈川県 −48人
5. 千葉県 −41人
●増加した都道府県
1. 茨城県 +58人
2. 静岡県 +51人
3. 大分県 +50人
4. 佐賀県 +48人
5. 京都府 +41人
交通事故死亡者数の上位を占める都道府県でも、死亡者数は減少した。その数は、死亡事故発生が少ない県1年間の死者数に匹敵する。それでもなおワースト圏内に止まる結果となった。