埼玉県戸田市にある中小企業、コモテックは「ベンチャーフェア Japan 2009」(20日 - 22日)に画期的なディーゼルエンジンの黒煙除去装置を展示した。その装置は「モコビー」と名付けられたもので、黒煙を“減らす”のではなく、“無くす”、つまりゼロにするのだ。
「この領域では、うちがパイオニア的な存在だと自負しております。ここまでの技術を持っている会社はないと思いますよ。この装置を付ければ、古いディーゼル車でもちゃんと車検が取れます」と小森正憲社長は自信を見せる。
その実績も折り紙付きで、すでに3000台以上の車両に搭載されているという。特に消防車両については95%超のシェアを占める。「価格が最低でも150万円ぐらいになりますので、消防車両、警察車両、医療用車両、TV中継車両といった特殊車両が多いです」
現在は建設機械への導入に力を入れており、建機メーカーとの共同事業を模索しているそうだ。