安川電機が発表した第3四半期(2008年4 - 12月期)の連結決算は、売上高が前年同期比0.9%減の2723億7900万円、営業利益が同19.3%減の202億2400万円と減収減益となった。
ACサーボ・コントローラは、前半までは電子部品業界や液晶業界向けが好調に推移したが、下期に入り、業界の投資抑制により急激に受注が減少した。インバータも、上期は堅調だったが、業界の在庫調整により、受注に影響が及んだ。
また、ロボットは下期から自動車業界や液晶業界での投資抑制・延期の影響が出ているが、売上では、自動車業界向けを中心とする溶接、ハンドリングロボットなどは、上期に受注好調だったことや欧州向けが好調だった。一方で、半導体製造装置業界向けは、顧客の投資抑制意向が長期化したことの影響を大きく受けた。
経常利益は、同23.4%減の194億8800万円、当期純利益が、同32.7%減の98億700万円となる。