ナビゲーション特許技術力ランキング、クアルコムがトップ

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アイ・ピー・ビー(IPB)は「ナビゲーション」の最も基本的な技術の1つである「測位技術」などの研究開発を行う企業の技術競争力を、特許の質と量の両面から総合的に評価した「出願人スコアランキング」をまとめた。

出願人スコアは、各出願人が出願した特許の総合力を測るための指標で、「IPBパテントスコア」を応用し、特許件数の比較だけでは見られない、質的観点を取り込んだ特許力の評価を行った。
 
それによると、1位はクアルコムで652.07ポイントだった。2位はデンソーで645.04ポイント、3位がセイコーエプソンで592.10ポイントだった。
 
クアルコムは出願件数が67件と件数は多くはないが「測位精度向上技術」で圧倒的な強みを持ち、総合評価でも1位となった。特にGPS衛星とそれ以外の補助手段を併用して行う「ハイブリッド測位」に関して強みを持つ。
 
2位のデンソーは「位置情報利用システム」「測位補助手段」「車両走行制御装置」などの分野に強く、セイコーエプソンは、「測位基礎技術」で他社を大きく引き離している。
 
5位はナビタイムジャパンで、出願件数が58件と上位10社中最も少ないものの「ナビゲーション装置」「測位補助手段」「位置情報利用システム」の分野に質の高い特許を多く持つ。
 
ナビタイムジャパンは携帯電話のGPSサービスで培ってきた技術力をカーナビゲーションにも展開する計画で、2009年春には通信機能対応のカーナビ「WND(Wireless Navigation Device)」を提供開始する予定。

《レスポンス編集部》

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