三菱、ITS大規模実証実験に実験車両3台で参加

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三菱、ITS大規模実証実験に実験車両3台で参加
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三菱自動車は、高度道路交通システムのITSプロジェクトに関連して、軽乗用車『i』(アイ)、ミニバン『デリカD:5』をベースに実験車3台を開発し、「ITS推進協議会」が実施する大規模実証実験「ITS-Safety2010」に参加すると発表した。 

「i DSSS」は、警察庁が推進する「DSSS(安全運転支援システム)レベルII」の実験車で、臨海副都心地区での実証実験、新交通管理システム(UTMS)協会主催のデモンストレーションに参加する予定。DSSSレベルIIは、路側に設置された光ビーコンから自車周辺の規制・接近車情報を受信し、運転操作や、車両の走行状態を総合的に判断し、必要時にドライバーへ情報提供する。実験車では、カーナビゲーション非搭載車向けの機能として、音声およびダッシュボード上のインジケーターで安全運転支援情報を提供する。

「i スマートウェイ」は、国土交通省道路局が推進する「スマートウェイ」の実験車であり、首都高速道路、愛知県での実証実験(3月予定)に参加する予定。スマートウェイは、路側に設置された電波ビーコンから自車進路前方の道路交通状況情報や合流車情報を受信し、ドライバーへ情報提供する。実験車にはカーナビゲーション対応型ITS車載機を搭載し、カーナビのディスプレイに表示される画像と音声にて運転支援情報を提供する。

「デリカD:5 ASV-4」情報交換型運転支援システム実験車は、国土交通省自動車交通局が推進する「ASV(先進安全自動車)」の実験車。既に広島地区での地域実証実験に参加しており、臨海副都心地区でのASV公道総合実験や公開デモンストレーションにも参加する予定。

この実験車に搭載したASV情報交換型運転支援システムは、自車の位置、走行状態、運転操作等の情報を、周辺で走行中のASV車両と無線通信で情報交換し、周辺車両との接近度合いに応じ、音声およびモニターへの簡易図形表示にてドライバーへ情報提供する。公開デモンストレーション参加時には、DSSS車載システムやスマートウェイ情報提供システム(発話型ITS車載器)も搭載し、これら運転支援システムのシームレスな動作を来場者に体験してもらう。

2月25 - 28日に東京都臨海副都心地区で実施する公開デモンストレーションには、このデリカD:5 ASV-4とともに、開発中の接近車検知機能などを追加した「マルチアラウンドモニター」を搭載したデリカD:5も展示する予定。

《レスポンス編集部》

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