パナソニックのオートモーティブシステムズ社は、国土交通省国土技術政策総合研究所が1月22日からモニタ募集を開始したDSRC車載器(次世代型ETC)のモニタ機器を2月に一括納入すると発表した。
このモニタ募集は、国土交通省が次世代道路サービス実用化の一環として、自動車にDSRC車載器を搭載し、首都高速道路上に設置したアンテナとの間で無線通信を行うことで、従来のETC車載器が持つ有料道路料金支払い機能に加え、音声による「交通情報提供サービス」や「安全運転支援情報提供サービス」をモニタとして体験してもらい、サービスを評価するのが目的。モニタ募集期間は2月27日まで。
同社は今後、カーナビゲーションと連携をさせることにより、道路上の情報提供サービスをナビモニター上にも画像表示させるなど、駐車場やショッピングセンターなどでのスムーズな入出庫・決済機能、自動車の中にいながら大容量データの音楽や映像のダウンロードを可能にするなど、安心・安全・便利で快適な車環境の実現に向けて商品化に取り組んでいく、としている。