米国ホンダは、アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)のトップカテゴリー「LMP1」クラス用のマシン、新型アキュラ『ARX-02a』を発表。アキュラとして初めてLMP1へのチャレンジする。
アキュラARX-02aは、オープン・コックピットでダブルウィッシュボーン・サスペンションを装備、無鉛E10ガソリンを使用する自然吸気・燃料噴射式4.0リットルV8エンジンを搭載している。マシンは、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が英国のワース・リサーチ社と共同開発した。
新型マシンは、ALMS冬季テストの初日、セブリングで行われたテストセッションで、公式にサーキットを走行しデビューを果たした。今シーズンは、ド・フェラン・モータースポーツとパトロン・ハイクロフト・レーシングが使用する予定。
今シーズンのALMS全10戦にLMP1で参加するのは、マシンNo.66の「ド・フェラン XMサテライト・ラジオ・アキュラ ARX-02a」を駆る、ジル・ド・フェランとサイモン・ペジノ。そして、No.9の「パトロン・ハイクロフト・アキュラ ARX-02a」を駆る、デイビッド・ブラバムとスコット・シャープ。
また、LMP2クラスにも、ロウズ・フェルナンデス・レーシングの、No.15「ロウズ・アキュラ ARX-01b」を駆る、エイドリアン・フェルナンデスとルイス・ディアス、が参戦する。
アキュラは2007年に、アキュラ『ARX-01a』LMP2マシン3台でALMSに参戦を開始。3.4リットルV8エンジン搭載のアキュラLMP2マシンは、出走23回中、LMP2クラス優勝7回、総合ポール・ポジションを6回獲得し、2008年のライムロックとデトロイトのレースで計2回の総合優勝をおさめている。
2009年、HPDはALMSとIndyCarシリーズのプログラムを並行して継続推進する。