飲酒運転で事故を起こした男、運転の記憶無し

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飲酒運転の末にタクシーと正面衝突する事故を起こし、3人を死傷させたとして、埼玉県警は27日、クルマを運転していた20歳の男を逮捕した。男も事故時に負傷し、退院を待っての逮捕となった。調べに対して男は「運転していた記憶が無い」と容疑を否認しているようだ。

埼玉県警・蕨署によると、この事故は10日の午前3時50分ごろ発生した。蕨市塚越1丁目付近の県道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱し、対向車線を順走してきたタクシーと正面衝突。タクシーは押し出されるようにして街路樹にも衝突している。

双方のクルマは大破。タクシーの後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる49歳の男性が胸部強打でまもなく死亡。運転していた61歳の男性も足を骨折する重傷を負った。逸脱したクルマの助手席に同乗していた20歳男性と、運転していた20歳の男も重傷を負った。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。助手席の同乗者も「酒を飲んだ帰りだった」などと飲酒の事実を大筋で認めた。警察では飲酒運転と速度超過が事故の主因として、男の退院を待って自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。

《石田真一》

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