自動車不況、トヨタ系部品メーカーを直撃…赤字転落が相次ぐ

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自動車メーカー各社は、新車需要の低迷で減産を本格化、業績も悪化しているが、それが部品メーカーにも波及してきた。特に深刻なのがトヨタ自動車系列の部品メーカーで、トヨタと同様、赤字転落が相次ぐ見通しだ。

トヨタ系列部品メーカー各社は2月3日、4 - 12月期(第3四半期)の決算を公表したが、合わせて通期業績見通しの下方修正が相次いだ。
 
国内最大手の自動車部品メーカーであるデンソーは今期の業績見通しを下方修正し、連結決算を公表してから初となる最終赤字に転落する見通し。アイシン精機、トヨタ車体も通期業績見通しを下方修正、最終赤字に転落する見通しとなった。
 
赤字に転落しないまでも、トヨタ紡織、豊田合成なども大幅減益となっており、系列部品メーカーの業績は急激に悪化している。
 
さらに、1 - 3月の状況によっては、トヨタ自動車自身、最終赤字に転落する可能性もあり、その場合には一段と減産が進むことが確実で、赤字に転落するサプライヤーは増える見通し。業績悪化の波が本格的に裾野にまで広がってきそうだ。

《レスポンス編集部》

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