シトロエン『DS』が復活か

自動車 ニューモデル 新型車
シトロエン『DS』が復活か
シトロエン『DS』が復活か 全 5 枚 拡大写真

フランスの複数メディアは3日、関係者の話として、シトロエンが往年の名車『DS』の名称を復活させると報じた。詳細は近日発表されるが、シトロエンは2010年投入予定の、現行『C6』よりひと回り小さいプレミアムモデルに、「DS」の名を冠する予定という。

シトロエンは、2008年にノックダウン生産も含む世界販売で、前年比−7.2%を記録した。これは同グループのプジョーの−3.2%より悪い数字である。さらに西ヨーロッパ地域では−9.6%を記録した。そうした中、一刻も早いブランドイメージの再構築が求められているのが現状だ。

オリジナルのDSは1955年のパリサロン(パリモーターショー)でデビュー。フラミニオ・ベルトーニによる前衛的なスタイリングと、画期的なハイドロニューマティック・サスペンションなどにより、「宇宙から舞い降りた車」として当時世界の自動車業界に衝撃を与えた。後継車『CX』が発表されたあとも1975年まで生き延び、総生産台数は133万755台に達した。

近年シトロエンは、2001年の『C5』以来、戦前1920年代に存在した「C」で始まる車名シリーズを復活させて展開してきた。また、ヒット車の名称復活は、2007年のフィアット『500』に続く流れという見方もできる。

ただし、今回の「DS」はいわば誰もが“永久欠番”と思っていた車名である。それにあやかることに、市場や熱烈なシトロエン・ファンがどのような反応を示すか興味深い。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る