BMWグループ08年決算…売上高は小幅マイナスの見通し

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BMWグループ08年決算…売上高は小幅マイナスの見通し
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BMWグループの2008年12月期の売上高は、前年比5.0%減の531億9700万ユーロと比較的小幅な減少にとどまる見込み。

部門別では、乗用車部門が販売台数の減少を反映して前年比9.4%減の487億8200万ユーロと落ち込んだ。しかし、モーターサイクル部門が同0.2%増の12億3000万ユーロと順調だったほか、ファイナンシャル・サービス部門が同12.8%増の157億2500万ユーロと大幅増収となって乗用車の落ち込みをカバーした。
 
2008年のグループ総販売台数は、同4.3%減の143万5876台と、マイナスとなったものの、2007年に次いで過去2番目の販売記録を達成した。
 
収益は黒字を計上できると予測しており、3月18日に開催する記者会見で2008年度の決算を公表する。
 
設備投資は同1.5%減の42億400万ユーロとなった。設備投資で重点としたのは、BMW『7シリーズ』、『Z4』、『X1』、『MINIコンバーチブル』といったニューモデルの生産準備にともなう投資。工場や設備および無形固定資産に対する投資額は同1.1%増の29億6600万ユーロ。さらに、IFRSで資産とされる開発投資は、同8.2%減の12億2400万ユーロだった。
 
従業員数については、人事的措置や、事業部門の売却、退職や期間従業員契約の終了などを通して削減した。2008年末の全世界の従業員数は前年比7.0%減の10万41人。12月末までに自主退職合意書に署名した従業員は約4000人で、さらにサークエント・グループをNTTデータに売却したことで、約1800人分のポストを削減した。研修生数は年末現在で4102人と昨年同様高いレベルにある。

《レスポンス編集部》

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