【東京オートサロン09】ビアンテ ロータス RVスペシャル…フラットベッド

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京オートサロン09】ビアンテ ロータス RVスペシャル…フラットベッド
【東京オートサロン09】ビアンテ ロータス RVスペシャル…フラットベッド 全 14 枚 拡大写真

マツダでは、さまざまなカスタムが施されたミニバン『ビアンテ』が展示された。「Rotas RV Special」は、ビアンテをキャンピングカー風にアレンジしたカスタムカー。企画を担当したのは、キャンピングカーメーカー、ロータスRV販売株式会社。

Rotas RV Specialと「Columbia Sports MTB Special」との2台は、ビアンテの3列目シートを取り外し、そのレールに部品を装着することによりカスタマイズしてあるのが特長だ。つまり切ったり、穴をあけたり、“熱を入れ”たりしないのである。

Rotas RV Specialでは、3列目シートの取り付けレールに折りたたみ式のボードシステムを装着する。このボードシステムが実によくできていて、折りたたみ方によってさまざまなスタイルにカスタマイズ可能。

例えばラゲッジルームに簡易ベンチシートを作ったり、荷室に上下2段式の棚を作ったりできる。しかも、このボードシステムの搭載やスタイルの変更には、工具を一切必要しない。

ボードシステムの驚くべき機能は、ボードを最大に広げて後部座席にフルフラットなスペースを作れるところ。このスペースは大人ふたりがゆったりと横になれる広さ。筆者も実際に横になってみたが、凹凸がまったくないので寝心地はよかった。岩場にテントを張るよりも、よっぽど寝心地がよい。

これだけ高機能なボードシステムだが、3列目シートとの重量差は+15kg程度。車両の重心バランスがほとんど崩れることなくキャンピングカーに早変わりする、とてもユニークなカスタムパーツである。

オートサロンの会場では、家族連れの来場者が熱心に見入っていた。また、小さい子供は実際に横になって楽しそうにはしゃいでいたのも印象的だった。なかには「レンタカーとして使ってみたい!」と興味津々なお客さんもいたとか。

Columbia Sports MTB SpecialとRotas RV Specialのどちらも、ビアンテのロングレールと広い開口部を有効に使ったおもしろいカスタムカーだ。キャンプやダウンヒルバイク、サーフィンなどのアウトドアスポーツ愛好家にとってはとても魅力的な車両である。

《佐藤隆博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る