【ジュネーブモーターショー09】サーブ 9-3 にSUVグレード

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【ジュネーブモーターショー09】サーブ 9-3 にSUVグレード
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サーブは11日、『9-3X』の概要を明らかにした。ステーションワゴンの『9-3コンビ』(日本名『9-3エステート』)をベースに車高をアップし、悪路走破性を高めたモデルだ。

外観は前後バンパー、ホイールアーチ、サイドシルと、ボディを1周するようにグレーの樹脂パネルを装着。フロントはバンパーガード風のデザインが与えられた。車高は9-3エステートのFFグレード比で35mmアップ。17インチのアルミホイールは5本スポークの専用デザインで、足元のたくましさを演出する。ルーフレールはアルミ仕上げだ。

駆動方式は4WDの「XWD」(クロスホイールドライブシステム)を採用。このシステムには「TTD」(電子制御トルクトランスファーデバイス)と「eLSD」が組み込まれ、FF走行を基本にスリップを検知すると、即座に後輪にトルクを分配。多少のオフロードなら走行できる性能を備える。

エンジンはガソリンが2.0リットル直4ターボ(210ps、30.6kgm)。2500 - 4000rpmで最大トルクを引き出す扱いやすさと、0-100km/h加速8.2秒のスポーツ性を併せ持つ。

ディーゼルは1.9リットル直4ツインターボの「TTiD」(180ps、40.8kgm)。圧倒的なトルクとCO2排出量144g/kmという環境性能の高さが自慢だ。トランスミッションはガソリン、ディーゼルともに6速MTと5速ATを設定した。

インテリアはブラックレザーとグレーファブリックのスポーツシートが採用されるほか、グローブボックス、シフト周り、ドアにはダークメタルパネルを装着。2重フロアの荷室は、高い機能性を発揮する。

9-3Xは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表された後、欧米では秋から販売がスタート。ボルボ『XC70』、アウディ『A6オールロードクワトロ』、スバル『レガシィアウトバック』などと競合することになる。

《森脇稔》

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