米国トヨタ販売は11日、純正オプションパーツシリーズ「Fスポーツ」を『IS』全車と『GS』に拡大展開することを明らかにした。
Fスポーツはレクサスの高性能をさらに引き上げる目的で開発された純正パーツ群で、2008年春に「IS250」と「IS350」に設定。今回は新型コンバーチブルの「IS C」やAWDモデル、GSでもFスポーツの装着が可能になった。
Fスポーツのパーツはエアロパーツのような見た目ではなく、走りに直結する機能性に重点が置かれているのが特徴。開発にはTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)のノウハウが注入されている。
ダークグラファイト仕上げのアルミホイールは軽量デザインで、サイズは18インチと19インチを用意。強化ブレーキはローターが前6ピストン、後ろ4ピストンで、フロントローターには穴開きタイプが奢られる。
サスペンションはビルシュタインと共同開発。スポーツ性能を高めながら、乗り心地も犠牲にしていないのがポイントだ。スタビライザーやエグゾーストシステムも用意された。
北米仕様のISとIS Cには、日本仕様にない6速MTが設定されるが、そのMT用パーツも豊富にそろう。レザー&カーボン製のシフトノブ、クイックシフト、強化クラッチなど、MT派のニーズに応えている。
Fスポーツのパーツは、6月から全米のレクサス認定ディーラーで販売開始。車両に装着した時点から1年間の保証が適用されるのは、純正ならではの強みといえる。