【ジュネーブモーターショー09】アウディ オールロードクワトロ…A4にも登場

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【ジュネーブモーターショー09】アウディ オールロードクワトロ…A4にも登場
【ジュネーブモーターショー09】アウディ オールロードクワトロ…A4にも登場 全 6 枚 拡大写真

アウディは15日、『A4オールロードクワトロ』を発表した。『A4アバント』をベースに車高をアップし、ちょっとしたオフロード走行を可能にしたモデルだ。

アウディはすでに『A6アバント』に「オールロードクワトロ」を設定し、好評を博している。A4オールロードクワトロの考え方も、A6と同様だ。

最低地上高は180mmとベース車に対して60mmアップ。オーバーフェンダーやアンダーガード付き専用バンパーを装着して、SUVイメージを強調した。さらに、225/55R17タイヤと専用の5本スポークアルミの組み合わせが、足元のたくましさを演出している。オプションで18インチ(アルミホイールは10本スポーク)もチョイスできる。

ボディサイズは全長4720×全幅1840×全高1500mm、ホイールベース2810mm。A4アバントと比較すると、15mm長く、15mmワイド、55mm背が高い。ホイールベースは共通だ。トレッドは前1583mm、後ろ1574mmで、A4アバントよりもそれぞれ33mm、39mm拡大している。

エンジンはガソリン1、ディーゼル2の3ユニットですべて直噴仕様。ガソリンは2.0リットル直4ターボの「TFSI」(211ps、35.7kgm)で0-100km/h加速は6.9秒、最高速度は230km/h。欧州複合モード燃費は12.3km/リットルだ。

ディーゼルは2.0リットル直4ターボの「TDI」(170ps、35.7kgm)が、0-100km/h加速8.9秒、最高速度213km/h、欧州複合モード燃費15.6km/リットル。3.0リットルV6ターボの「TDI」(240ps、51kgm)は、0-100km/h加速6.4秒、最高速度236km/h、欧州複合モード燃費は14.1km/リットルの実力だ。

駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」。通常走行時は前後駆動力配分40対60が基本で、走行状況に応じて、65対35から15対85の間で前後駆動力配分が可変する。また、「ORD」(オフロードディテクション)を標準装備。これはオフロードを走行中、路面状況や走行状況を検知して、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)の介入を最適かつスピーディなタイミングで行うシステムだ。

トランスミッションは6速MTが標準。2.0TFSIと3.0TDIには、パドルシフト付きの7速「Sトロニック」を設定する。Sトロニックには「アウディドライブセレクト」も採用。コンフォート、スタンダード、スポーツの3モードが切り替え可能で、モードによって、アクセルレスポンスやパワーステアリングの操舵フィール、Sトロニックのシフトポイントが変化する。

インテリアはA4アバントをベースにしながら、専用のアルカンターラ+レザーと2種類のレザーを用意。カラーも豊富で、標準のファブリックシートは2色、オプションのレザーシートは7色から選べる。インパネ&ドアパネルは、マイクロメタリックプラチナを基本に、ウォールナットブラウンやアルミトリゴンなど4種類を設定した。ヒーターやクーリング機能付きシートもオプションで選択可能。荷室には防汚加工を施したトレーなどを専用装備した。

A4オールロードクワトロは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。欧州では6月ごろからディーラーに並べられる。価格は3万7100ユーロ(約440万円)からで、A4アバントよりも上級に位置づけられる。

《森脇稔》

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