消防車を飲酒運転、ひき逃げ---団員を逮捕

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14日深夜、長崎県五島市内の市道で、消防団員の運転する消防ポンプ車と、近くにいた別の消防団員が接触する事故が起きた。運転していた消防団員は飲酒運転の疑いがあり、現場から徒歩で逃げたが、約1時間後に戻ってきたところを逮捕されている。

長崎県警・五島署によると、事故が起きたのは14日の午後10時30分ごろ。五島市岐宿町楠原付近の市道で、火災発生現場に出動した地元消防団の消防ポンプ車が移動しようとしたところ、近くにいた37歳の消防団員の男性に接触した。

男性は接触の弾みで転倒し、足を打撲する軽傷を負ったが、消防車を運転していた34歳の男は運転席から降りると現場から徒歩で逃げた。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。男は約1時間後に現場へ戻ってきたが、呼気からアルコール分が検出されたため、警察は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で男を逮捕している。

調べに対し、男はひき逃げした事実を大筋で認めたが、飲酒運転については「心当たりがない」と供述している。警察では火災発生前に酒を飲み、酒に酔った状態で消防車していた可能性が高いとみて、飲酒した場所や量の特定を急ぐ方針だ。

なお、発生した火災は現場となった民家住人による放火で、現住建造物等放火容疑で逮捕された52歳の男は泥酔状態だったという。

《石田真一》

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