ホンダの福井社長は23日の次期社長内定の記者会見で、トップ交代を決めたことについて「こういう厳しい時期だからこそ若い力が結集することが必要」と述べた。
また「企業が永続性をもつには世代交代は非常に重要」と強調した。福井社長は伊東専務には「昨年末にそろそろ交代だよ」と伝えたという。
福井社長は6年間を振り返ると「やり残したことはたくさんある。たとえば『スーパーカブ』を超えるスーパーカブを作りたかったのもそのひとつ」とし、「これは(ホンダの)永遠の課題かもしれない」と語った。
福井社長は、在任中に海外事業の着実な拡大の一方、『HondaJet』による航空機事業への参入、太陽光電池の事業化など新規分野についても道筋をつけた。