ITS推進協議会は24日、「ITS-SAFETY2010公開デモンストレーション」の公道走行デモおよび屋内・屋外展示を報道陣に公開した。
ITS-SAFETY2010は、2010年の実用化に向けて官民合同で開発中のインフラ協調による安全運転支援システムの総称。今回、これまでの取り組みや実験の内容、結果等を広く一般国民に周知するため、2月25日から28日にかけて、東京都臨海副都心地区(お台場)を中心に、公道試乗会や展示会、シンポジウムなどの公開デモンストレーションを実施する。25日の一般公開に先駆けて、報道陣にその内容の一部が公開された。
公道デモでは、警察庁とその外郭団体UTMSが主導する「DSSS(安全運転支援システム)」、国土交通省の自動車交通局が主体となって進めている「ASV(先進安全自動車)」、そして国交省道路局による「SMARTWAY」の3つサービスを同時に体験できる。路車間通信による安全運転支援システムであるDSSSとSAMRTWAYについては、共通のDSRC/光ビーコン通信用車載器(パナソニック製)をすべての実験車両で利用していいる。
日本科学未来館1F展示会場ではパネルやDSRC車載器、カメラやセンサー類などの路側器を展示するほか、屋外では実験車両を展示する。