ランチア デルタ…輝きを増した2つの仕様

自動車 ニューモデル 新型車
ランチア デルタ…輝きを増した2つの仕様
ランチア デルタ…輝きを増した2つの仕様 全 5 枚 拡大写真

ランチアは25日、『デルタ』の新グレード『エグゼクティブ』とコンセプトカー『ハードブラック』を発表した。同時に新しいディーゼルエンジンも公開された。

3代目デルタは2008年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。デルタとしては8年ぶりの復活だが、2代目までとはまったく異なるモデルに変身した。ボディサイズは全長4500×全幅1800×全高1500mm、ホイールベース2700mm。欧州CセグメントとDセグメントの中間に当たるボディを持つ、プレミアムな5ドアハッチバックとして登場した。

新グレードのエグゼクティブは、そんなデルタのキャラクターをいっそう鮮明にした仕様だ。もともとデルタの後席は6対4分割で、それぞれが前後スライドできる。このエグゼクティブでは、独立2名がけのシートを採用。足元の空間もたっぷり取られ、その快適性は航空機のビジネスクラス並みだという。

さらに減衰力を電子制御する「リアクティブサスペンション」が、快適な乗り心地を提供。駐車支援システム「マジックパーキング」も用意される。外観は、専用アルミホイールやボディカラー、メッキ類が識別ポイントだ。

一方、コンセプトカーのハードブラックは、マットラバブラックのボディカラーに、ブラックのアルカンターラ内装の組み合わせ。シックな雰囲気が強調された。

デルタ用の新エンジン、直噴1.8リットル直4ターボディーゼル(200ps)も発表。欧州複合モード燃費12.8km/リットル、CO2排出量185g/kmという環境性能の高さが売りだ。排出ガス性能は、最新のユーロ5に適合する。6速ATと組み合わせられ、0-100km/h加速7.4秒、最高速230km/hという運動性能も備えている。

デルタのエグゼクティブは、最上級グレードとして発売予定。大型サルーンからダウンサイジングする顧客に、好評を博しそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る