ダイムラーは25日、スマート『フォーツー』に『エディションリミテッドスリー』を設定した。内外装を春らしくコーディネートした限定車だ。
限定車はクーペとカブリオレが用意され、ベースグレードはアイドリングストップ機能が付いた「mhd」の「パッション」トリム。ボディカラーは陽気なメロングリーンメタリック。6本スポークのアルミホイールは専用デザインで、タイヤはフロント175/55R15、リア195/50R15サイズを装着する。ドアミラーステーには、「リミテッドスリー」のエンブレムが添えられた。
インパネやドアトリムは、ボディカラーと同色でコーディネート。シートも背もたれ部分に専用生地が奢られる。3本スポークのステアリングホイールやシフトノブは、ダークブラウンレザーで仕上げられた。
エンジンは日本仕様でもおなじみの、アイドリングストップ機能付きのガソリン1.0リットル直3(71ps、9.4kgm)。ブレーキペダルを踏んで速度が8km/h以下に落ちるとエンジンは自動停止。ペダルから足を離すと、エンジンが再始動する。
このアイドリングストップ機能の導入により、燃費は8%向上。欧州複合モード燃費はクーペが22.7km/リットル、カブリオレが22.2km/リットル、CO2排出量はクーペが104g、カブリオレが106gと非常に優れた数値をマークする。ダイムラーによると、ストップ&ゴーを繰り返す市街地走行だけに限れば、燃費は最大20%改善できるという。
エディションリミテッドスリーは、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表された後、欧州で販売開始。ドイツでの価格はクーペが1万5470ユーロ(約185万円)、カブリオレが1万8510ユーロ(約222万円)となっている。