住友商事など3社、サウジアラビアで炭化珪素を合弁生産

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住友商事は、米国のワシントンミルズ社、サウジアラビアのアルゴサイビ社とともに、サウジアラビア西岸のジュベール工業団地で炭化珪素を合弁製造することで合意したと発表した。

3社は、6月までに合弁会社「シリコンカーバイドサウジアラビア社」を設立、工場を建設する予定。資本金は約20億円で、出資比率は、住友商事が20%、ワシントンミルズ社とアルゴサイビ社がそれぞれ40%。
 
新工場は年間2万4000tの製造能力を持ち、2011年1月から製造販売を開始する予定。
 
炭化珪素は硬度が高く、耐熱性に優れた特性を持っており、耐火材、研磨・研削材など、様々な分野で使用され、最近では、ディーゼル車の黒煙フィルター、シリコンウェハーのカッティング材用途としても注目されている。
 
日本は年間約13万tの市場だが、ほとんど中国からの供給に依存しており、中国政府の輸出規制もあり、価格が高騰、供給体制が不安定化している。
 
サウジアラビアでは、炭化珪素製造過程で、最も重要なコスト要因である電力、石油コークスを安価で確保できるメリットに加え、外資企業優遇政策もあり、中国品よりも高品位で競争力のある炭化珪素の製造が可能となるとしている。

《レスポンス編集部》

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