【ITS-SAFETY 2010】デモンストレーションを同乗体験

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【ITS-SAFETY 2010】デモンストレーションを同乗体験
【ITS-SAFETY 2010】デモンストレーションを同乗体験 全 6 枚 拡大写真

『ITS-Safety2010』は“公開デモンストレーション”と銘打っているだけあり、自動車メーカーのスタッフが運転するASVに同乗する形でスマートウェイやDSS、そしてASVの車車間通信機能を体験することができた。

【画像全6枚】

記者が乗ったのは三菱自動車が提供する『デリカD:5』で、路側システムや車車間通信による割り込み情報はカーナビのモニターに表示されるのではなく、センターコンソール上に設置された専用モニターに表示される仕組みになっていた。三菱では軽乗用車向けに音声で注意喚起するシステムも用意しているという。

試乗時間は約50分。途中の数か所で他のASVと進路を交差させ、DSSSとASVの機能を試すことになるが、このために数度の時間調整を行いながらプログラムは進んでいく。

最大の見せ場は東京税関(東京港湾合同庁舎)裏手にある丁字路交差点だ。ここは突き当たりで一時停止義務があるが、ASVはあえて速度が高い状態(簡単には止まれない速度)で走る。交差点の手前約50mには光ビーコンが設置されており、真下を通過した速度が規定よりも速かった場合、交差点手前の光ビーコンから「一時停止あり」の情報が車両側に送られ、車載器にその旨が表示される。

また、この交差点では右方向から別のASVが進行。車車間通信で交差道路から車両が接近していることについても注意喚起がなされる。この交差点においては「警報は2回続けて出される」わけだが、警報画面の遷移はスムーズだった。

スマートウェイやDSSSについてはその効果を確認できたが、ASVの車車間通信は車両側のコンディションに左右されるようで、予定していたプログラムのいくつかは正常に(予定されていたように)動かなかった。図らずして通信不調時の状態、つまりは「ドライバー自らが安全確認をしなくてはならない状態」が体験できたのはラッキーだった。

《石田真一》

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