【ホンダ インサイト 試乗】見栄にお金は払わない…松下宏

試乗記 国産車
【ホンダ インサイト 試乗】見栄にお金は払わない…松下宏
【ホンダ インサイト 試乗】見栄にお金は払わない…松下宏 全 3 枚 拡大写真

ホンダ『インサイト』がすごいのは189万円という価格で売り出したことだ。これまでのハイブリッド車はハイブリッドに乗ることの“見栄代”を払って乗るクルマだったが、インサイトはそれとは違い、だれにでもリアリティのあるハイブリッド車になった。

その分だけハイブリッドシステムはシンプルなものだし、あまりお金をかけていないのが分かる作りではあるけれど、これだけ安ければ多くのユーザーがクルマを選ぶときに自然に対象に入れられる。

走った感じは普通のクルマに近い。自然な感覚の走りなので、ハイブリッドであることを意識しないで乗れる。それでいて燃費は良いし、エコランを教える機能や走り方を評価するシステムなども備えている。

欲を言えばもっとエンジンが止まって欲しいが、ハイブリッドの良さは十分に出ている。硬めの足回りはともかく、やや不確かなステアリングフィールはもうひと工夫欲しいところだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る