【ジュネーブモーターショー09】マツダ 3 MPS…「Nagare」デザインを市販車に初採用

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【ジュネーブモーターショー09】マツダ 3 MPS…「Nagare」デザインを市販車に初採用
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ジュネーブモーターショーで発表された『マツダ3MPS』(国内名:マツダスピードアクセラ)は、昨年11月のロサンゼルスオートショーに登場した2代目マツダ3のトップグレードに位置付けされるモデルだ。

MPSとノーマルのマツダ3の外観上の相違点は、フロント周りではボンネット、フェンダー、バンパーといったAピラーより前全部、リアではハイマウントストップランプを外付けにしたルーフスポイラーとバンパーなどがある。MPSの18インチのアルミホイールは『RX-8』に似た専用デザインが用いられていることも特徴のひとつだろう。

国内、欧州、北米ではネームがことなるため、おのずからエムブレムは異なるが、その他の仕向け地毎の違いはごく僅か。法規上リフレクターに若干の違いがある以外は、バンパーなどもすべてグローバルスタンダードになっている。

新型MPSのデザイン上、最も特徴的なポイントは、エアスクープを持ったボンネットやグリルにマツダがこれまでコンセプトモデルで展開してきた一連の「流(Nagare)」デザインが取り入れられたことだ。MPSを含めたマツダ3を担当した栗栖邦彦チーフデザイナーによると、MPSのキーワードは「エクスプレッシブ(表現力の豊かな)」。

「MPSは新型マツダ3の開発期間中、後期のモデルなのでちょうど『ナガレ・デザイン』の移行時期にあたり、トップモデルに相応しい『エクスプレッシブ』なデザインを積極的に取り入れました。同じファイブポイントグリルの形状でも、ノーマルのマツダ3が平面的なのに対しMPSはナガレの要素を取り入れた立体感のあるデザインにしました」

「新たにボンネットのエアスクープを採用したのですが、これは従来モデルのMPSではインタークーラーの冷気取り込みは下からだったものを、歩行者保護要件を満たす意味でもボンネット上部に空間を設けました。機能的な効果を上げつつ、デザイン的な観点でもボリューム感、特にサイドからみた時にちょうど良いアグレッシブな流抑揚を表現できたと思います」

「オプションでHIDヘッドランプも用意しておりますが、ノーマルのヘッドライト、テールランプにも一手間かけてインナーレンズを入れ、シャープで立体的な目元を表現しました」

「またインテリアも、先代から採用した赤いステッチ入りシートを継承した他、更にグラデーションをかけたインナー、ステッチ入りのドアトリム、太握りのドアグリップを全ドアに採用するなど、一クラス上の質感に仕上げています」とのことだ。

《ケニー中嶋》

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