ビュイックとジャガーが最高評価 耐久品質・ブランド別…JDパワー

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ビュイックとジャガーが最高評価 耐久品質・ブランド別…JDパワー
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米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は19日、『2009年米国自動車耐久品質調査』の結果を公表した。ブランド別ランキングでは、ビュイックとジャガーがレクサスの15年連続1位に待ったをかけ、同率で首位に輝いた。

この調査は新車購入から3年経過した時点で、顧客に愛車の耐久品質について質問。質問は、走行性能、エンジン、トランスミッションなど9項目に分かれており、顧客が実際に体験した車両のトラブルを指摘する。今回は2006年モデルを新車で購入した顧客を対象に、2008年10月に調査を行い、4万6000名以上から回答を得た。

調査結果は、100台当たりの不具合指摘件数を示すPPという単位を使用。このPPが少ないほど耐久品質が高いことになる。業界平均の170PPを上回ったブランドのランキングは以下の通り。

1. ビュイック(122PP)/ジャガー(122PP)
2. レクサス(126PP)
3. トヨタ(129PP)
4. マーキュリー(134PP)
5. インフィニティ(142PP)
6. アキュラ(146PP)
7. リンカーン(147PP)
8. キャデラック(148PP)/ホンダ(148PP)
9. ポルシェ(150PP)
10. アウディ(159PP)/フォード(159PP)
11. ヒュンダイ(161PP)
12. スバル(162PP)
13. クライスラー(165PP)
14. BMW(166PP)

今回の調査では14年連続で首位をキープしていたレクサスが、3位に後退。代わって、ビュイックとジャガーが同率タイでの首位に立った。ビュイックは昨年の6位から、ジャガーは昨年の10位からの飛躍である。ビュイックは2003年調査からベスト10の常連だったが、ジャガーはここ数年で急激に順位を上げた。

JDパワー社は「不況の影響で新車の平均保有期間は2006年調査よりも8か月伸びて、6年1か月になった」と指摘。さらに「車の耐久品質を向上させることが顧客の満足度をアップさせ、それが代替時に同じメーカー/ブランドの指名買いにつながる」と分析している。

ビュイックやジャガーは、そのあたりを理解しての品質向上努力が実った形。しかし、3位に後退したとは言え、レクサスは126PPと依然として高い耐久品質を備えているのは間違いないところだ。

《森脇稔》

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