新日鉄エンジニアリングとトピー工業、橋梁子会社同士を統合へ

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新日鉄エンジニアリングとトピー工業は23日、橋梁・鋼構造事業を営む両社の連結子会社である日鉄ブリッジとトピー鉄構を事業統合に向けて検討開始することで合意した。

国内橋梁市場は、公共事業削減などの影響を受けて厳しい状況が続いている。橋梁談合事件を受けた総合評価落札方式による入札の本格実施に加え、案件の大型化や高い技術力が求められる発注方式の増加などの一層の進展が予想されるなど、大きな転換期を迎えている。
 
橋梁事業会社は、これら市場の要請に対応できる技術力、健全な財務体質等、企業としての総合力の強化が求められている。新日鉄とトピー工業は、昨年9月に相互提携の強化で合意したが、こうした市場環境の中、個別連携施策として新日鉄エンジ、トピー工業が保有する橋梁・鋼構造事業会社の競争力強化に関しても検討してきた。その結果、橋梁市場の転換期の中でも安定的に収益を確保することができる企業体質の構築を目指し、日鉄ブリッジとトピー鉄構の事業統合に向けた検討を開始する。
 
今後、両グループは、橋梁両社の持つ生産拠点の特徴を最大限に活用した効率的な生産体制の構築による収益力強化や保有する技術者の母集団拡大を活かした技術力強化、新日鉄グループの両社が持つ鋼材技術力を活用した商品開発力の強化などについて検討する。
 
一方、現在、新日鉄エンジニアリング、日鉄ブリッジが推進している三菱重工鉄構エンジニアリングとの事業提携については、新会社が承継する。

《レスポンス編集部》

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