ロールスロイスの新型車、エンジンスペックが明らかに

自動車 ニューモデル 新型車
ロールスロイスの新型車、エンジンスペックが明らかに
ロールスロイスの新型車、エンジンスペックが明らかに 全 17 枚 拡大写真

ロールスロイスは23日、スタディモデル『200EX』のエンジンスペックを発表した。200EXはジュネーブモーターショーで初公開。現行『ファントム』よりもひと回り小さいボディを持つロールスロイスの新シリーズだ。

EXという名称はロールスロイスのスタディモデルに付けられる伝統のネーミング。2011年に投入予定の市販仕様では、別の車名が採用される。ロールスロイスは現在、開発コードとして『RR4』という仮称を使用している。

RR4のエンジンは、新開発6.6リットルV12ターボと発表された。最大出力は507psと、ファントムの6.75リットルV12(460ps)を上回る、現行ロールス最強のスペックが与えられる。BMW『7シリーズ』と共通の4.4リットルV8ツインターボ(407ps)ではなく、新開発エンジンという点が興味深い。

トランスミッションはZFと共同開発した8速ATで、燃費やCO2排出量低減に貢献。このATと新エンジンの相乗効果によって、ロールスロイス史上、最も燃費が良く、最もCO2排出量が少ないモデルに仕上げられるという。

ボディサイズは全長5399×全幅1948×全高1550mm、ホイールベース3295mm。ファントム(全長5835×全幅1990×全高1655mm、ホイールベース3570mm)と比較すると、436mm短く、42mm狭く、105mm低い。ホイールベースは275mmコンパクトだ。

ファントムよりもひと回り小さいとはいえ、そのルックスは紛れもなくロールスロイス。インテリアもロールスロイスらしいクラフトマンシップにあふれる仕上がりで、レザーやウッドなど最高の素材が使用される。リアドアが逆ヒンジで開閉するのはファントムと同様で、高い乗降性を実現している。

RR4は2011年に正式デビューする見込み。市販時期はまだ先だが、ロールスロイスは「ジュネーブでスタディモデルを公開して以来、顧客の反応は上々」とコメントしている。RR4のさらに詳しい情報は、今後数か月以内に公表される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る