BMWは24日、フラッグシップセダンの新型『7シリーズ』を発表した。ターボーチャージャー付き3.0リットル直列6気筒DOHCの「740i」と、ターボチャージャー付き4.4リットルV型8気筒の「750i」、それぞれにロングホイールバージョンの「740Li」と「750Li」を加えた4モデルをラインアップする。価格は1010万 - 1330万円。
エンジンはすべてツイン・ターボチャージャーを搭載、3.0リットル直6エンジンの740iは最高出力240kw(326馬力)、最大トルクは450nm(45.9kgm)。4.4リットルV8エンジンの750iは300kW(407馬力)、600nm(61.2kgm)。10・15モード燃費はそれぞれ7.8km/リットル、6.6km/リットルとなる。組み合わされるトランスミッションはどちらもステップトロニック付電子制御6速AT。
ボディサイズは全長5070×全幅1900×全高1490mm、ロング・ホイールバージョンは全長5210×全幅1900×全高1485mmとなる。
国内仕様のモデルでは、前輪のアクティブ・ステアリングに加え、後輪も操舵する「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」を全車標準装備する。エンジン特性、シフトタイミング、パワーステアリングのアシスト量、サスペンションセッティングを一括で切り替える「ダイナミック・ドライビング・コントロール」もあわせて搭載する。
ナビゲーションシステムはBMW独自の「iDrive」を搭載、インストゥルメントパネル最上部に10.2インチの大型モニターを配置、地図だけでなく車の電子説明書も表示できる。TVチューナーは地上デジタル放送に対応、ワンセグと12セグのどちらの放送も表示できる。
なお、2010年にはハイブリット仕様「BMW ActiveHybrid」の7シリーズが日本国内に登場予定。「750i」などに搭載の4.4リットルV8エンジンに電気モーターを組み合わせたもので、約15%の燃費向上とCO2削減を実現するという。