【アウディ S3スポーツバック 試乗】ドアは5枚必要ない…金子浩久

試乗記 国産車
【アウディ S3スポーツバック 試乗】ドアは5枚必要ない…金子浩久
【アウディ S3スポーツバック 試乗】ドアは5枚必要ない…金子浩久 全 1 枚 拡大写真

先々代は日本に導入されたが、先代は導入されなかったアウディ『S3』が、「S3スポーツバック」の名前で帰って来た。スポーツバックを名乗るのは、「A3スポーツバック」に揃えて、5ドアボディだからだ。先々代は、スポーティでパーソナルな雰囲気満点の3ドアだけだった。

A3用2リットル4気筒ターボを強化したエンジンはパワフルで、鋭い加速を実現している。ツインクラッチの「Sトロニック」ミッションもスムーズで、素早く変速する。高速域での安定感も抜群で、A3よりも引き締まった乗り心地も、頼もしい。弱点が見付からないほど、良くまとまっている。

だが、心焦がすまで“欲しい”と思わせないのは、なぜなのか。5ドアだから、ではないだろうか。「A3スポーツバック」でも同様だが、このボディには『A4アバント』のようには大量の荷物は載らない。ならば、ドアは5枚必要ないだろう。3ドアで十分だし、むしろカッコいい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。

《金子浩久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る